キツツキは、頭がイカれていると思う。
ときどき我が家には、キツツキがやってきます。家の近くにいる時は、林に”高速連打“が鳴り響くので、すぐわかります。今日も、”コココココ”という音が聞こえてきました。
キツツキといっても、いろいろ種類があるけど、たぶん、思い浮かべやすいのは、黒・赤・白、3色のアカゲラ。大きさは、500mlのペットボトルくらい。木のみきに縦にへばりついているのをよく見ます。
基本的に木の中や割れ目にいる虫を食べていて、時々、木の実もつまむとのこと。
キツツキの仲間に、コゲラというのもいます。この鳥は、スズメくらいの大きさ、色は地味な茶色で、アカゲラとはまったく似ていません。コゲラのほうが、見つけやすいかもしれないですね。
で、キツツキっていうのは、その名のとおり、よく木をつついています。それで、音をだして求愛をしたり、穴を開けて巣を作ったりします。これは、専門用語でドラミングというようです。硬い木に卵を産めるだけの穴を開けられるんだから、よほどクチバシが丈夫なんでしょう。
とにかく、キツツキっていうのは、木をつつきたくてしかたないらしく、寒空がすっかり見わたせる林の中で、この音が響いてくると、なんだか寂しくなってきます。
しかし、1秒に10回くらいのスピードで、つつきます。毎日、こんな調子で木をつつき続けるなんて、キツツキはまったくイカれているんじゃないかと思います。だって考えてみてください。そこらへんのカベに、頭を高速でガクガクして打ちつけている自分を。
まず、そのようすがなかなか怖いし、脳がショックで壊れますよ。ボクサーだって、頭を殴られすぎて、うまく話せなくなったりするでしょう。
そんなわけだから、キツツキはそのうち自分がなんで木を突いているのかもわからなくなってしまうんじゃないかと思っています。
キツツキの頭突きを、見たことない人は、どうぞこの動画をご覧ください。クチバシがドリルみたいだから。
関連記事