う~ん強烈!!自分のニオイで失神するカメムシ

2014.3.7 12:00 

shield bug_mini
 

10年ぶりだとかの大雪もようやく溶けてきて、午後の日差しが柔らかくなってきたと思ったら、なんだか家の中が騒がしくなってきました。寒い冬は終わった、生き延びたとばかりに、壁の隙間からノコノコとカメムシがはい出してくるんです。

寒い季節になると、彼らは平べったい体をちょっとでも暖かいところへ、隙間の奥へ奥へとねじ込んでいくのです。そして、そこで力はて死んでいき、なんとか冬を越した残党が、暖かくなるとこうして出てくるんですね。

そして、部屋に出てくると、お得意のニオイで人々を悩ませます。カメムシがニオイをだすにはいくつか理由があって、一つは、敵から身をまもるため、もう一つは仲間に危険を知らせるためなんだそう。だから、一匹がニオイを放つと、近くにいるやつはサッと逃げていきます。でも、きっと近くにいるカメムシは、そのニオイで危険を察知するのではなく、ただ、クサッと感じて逃げていくだけなんじゃないかと思うのです。

やっぱりこのニオイは、カメムシにとってもきついようです。狭い容器にカメムシをいっぱい入れておくと、なんと、お互いのニオイで気絶してしまいます。どれか一匹がニオイを出すと、そのニオイを嗅いだヤツが、あークセッとつられて、プッとやってしまい、また隣のヤツがニオイをかいで...と連鎖的になってしまうみたいです。

本当です。そのようすを実験してみた動画がありました。
 

 

う~んクサそう。ところで、今日はあまりカメムシを見ません。雪が降っているからですね。雪で眠るのは太郎と次郎だけじゃないみたいです。カメムシはそのまま、永遠の眠りについてくれると嬉しいんですけど...
 

カメムシを捕まえる方法は、こちらの記事「これで、もうカメムシには悩まされない!2分で作れるカメムシキャッチャーのすすめ。」をご覧ください。
 

Photo by James Niland

    

ドキドキいっぱい!虫のくらし写真館〈17〉カメムシ

大木 邦彦 (著), 高家 博成 (監修), 海野 和男
by amazon

Comment

Recommended

▲TOP