地球にも肌にもやさしい!重曹を使った掃除おすすめの方法9つ

2014.3.22 12:00 

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ふくらし粉でも親しまれている、「重曹」が最近、エコ掃除の洗剤として人気があります。市販の合成洗剤に含まれている「合成界面活性剤」は、自然界で分解されにくく、そこに暮らす生き物に影響を与えることがあります。それに比べて重曹は海や温泉など自然に存在するもので、環境にも人にもやさしく、自然に流しても安心できます。また洗剤に比べて手が荒れにくいといいます。工夫と使い方しだいでいろいろなことができる万能な重曹ですが、今回は掃除に絞っておすすめの方法をまとめてみました。
 

なぜ、重曹で汚れが落ちるのか?

1.弱アルカリ性なので、酸性の油汚れを分解します。
2.重曹の細かい結晶が、クレンザーとして汚れを落とします。
3.悪臭を吸収する力があります。特に酸性のニオイは中和してニオイを消します。
4.重曹に酸やお湯を加えると、発泡します。この泡が汚れを浮かび上がらせてくれます。
 

重曹を使った基本的な掃除の仕方

基本的には、粉のまま洗うものにふりかけ、たわし、スポンジでこすり落とすクレンザーのような使い方です。
また、重曹を溶かした水に汚れを落としたいものをつけておく方法もあります。
 

ステンレス鍋の焦げ落とし

鍋の内側
水と重曹を鍋に入れ、火にかけて1分ほど煮立て、火を止めてそのまま一晩置いておきます。その後、鍋の水は捨て、重曹を振ったアクリルたわしでこすります。

鍋の外側
石鹸をアクリルたわしにつけて鍋のこげたところをまんべくなくこすります。そして、重曹をふりかけ、丸めたアルミホイルで鍋の表面をこすります。
 

シンクをピカピカに

重曹をシンクにまんべんなく振り、たわしなどでよくこすります。蛇口はスポンジなどに重曹をふりかけ、きれいに磨きます。細かいところは歯ブラシでこすります。曇りも取れて、ビックリするくらいピカピカになりますよ。
 

グラスの曇りとり

布に重曹をつけ軽く湿らせて、グラスをよく磨きます。そのあと水でよく洗い流し、自然乾燥させます
 

茶渋を落とす

茶渋のついたマグカップなどに、重曹と少しの水をいれ、ペースト状にします。それで、茶渋をこするととても簡単に落ちます。
 

ガスコンロの汚れ

軽い汚れの場合は、汚れているところに、水で練ってペーストにした重曹をつけ、アクリルたわしで洗います。
 

五徳のひどい汚れ

バケツのような大きめの容器に、五徳をいれて重曹を多めに振りかけて熱湯を注ぎます。そして、一晩つけておき、あとはスポンジでこするだけ。五徳がお湯にすべてつかるようにすること。
 

フキンの消毒

ふきんを鍋に入れて、水1リットルに重曹、粉石けんを小さじ2杯ほど加えて煮ると除菌効果があります。煮た後はよくすすぐこと。
 

電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器などについた手垢などを拭く

ぬらしたアクリルたわしに重曹を振り汚れているところをよく拭きます。仕上げにぬらした布できれいに拭き取ります。
 

トイレ掃除

重曹を振りクエン酸をスプレーします。クエン酸と重曹が化学反応を起こして発泡し、泡で汚れを浮かび上がらせます。

 
重曹だけでなく、クエン酸やアルミホイル、熱湯などを組み合わせるとさらに使える幅が広がります。工夫次第でなんにでも使えるので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。

 
Photo by David Goehring

    

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