大迫力!!大量の木材をあっという間に運ぶ、昭和の技術。
割り箸や、鉛筆でおなじみの、木材は日本の重要な資源の一つです。木造住宅では、柱・梁(はり)はもちろん、床や壁など、多くの部分に木材が使われています。
我が家でも、板や薪を作るために、木を切り倒すことがありますが、とても危険な作業です。家の近くの場合は、家に倒れる木が当たらないように、綿密に計算をしなければいけません。
しかし、今でこそ、性能の高い重機がたくさんあり、比較的安全にできますが、そのようなものがなかった時代は、どうしていたのでしょうか?
今から、50年以上前、昭和30年ごろまでは、木こりの人たちが、せっせと、山から木を切り出していました。使う道具は斧やノコギリです。こちらの記事にもあるように、昔は木が重要なエネルギーであり、家もすべて木造でした。
しかし、山奥で切り出した丸太は、加工するために加工場へと運ばなければいけません。太い丸太はたいへんな重さになります。さて、いったいどのような方法で、山から運んできたのでしょうか?
その様子が、記録された、とても貴重な映像がありました。この大迫力な、動画をご覧ください。
今では考えられないような、危険な作業!ダムの放水のようですね。この丸太の洪水のそばで、平然と作業している人々にもビックリです。これは、鉄砲堰(てっぽうせき)と呼ばれています。堰を切って、丸太が飛び出す様子が、てっぽうの様だからでしょうか?幕末から、始まった技術で、文化遺産に指定されています。
もちろん、今では、このようなことはしていません。運搬車の発達により、瞬く間に鉄砲堰は姿を消していったそうです。それにしても、凄いですね。一度、生で見てみたいものです。
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